ふわふわの雨。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今朝の横浜は雨。
西の方では台風が日本列島を横断しているようで、すこし風も強い。

今日の雨は、なんだか、ふわふわしていました。

決して小雨というわけじゃない。
しっかり降ってるんだけれど、なぜか雨音がしない不思議な雨。

なんだか、やさしい雨って感じ。
家を出るまでは、雨が降ってることに気付きませんでした。

うってかわって、先日の横浜はびっくりするくらいの雨でした。
まるでバケツをひっくり返したかのような。そんな、ザーザーの雨。

そうそう。
ひとことで雨と言っても、日本語には表現の仕方がいろいろあるんですよね。

一番弱い雨は、しょぼしょぼ。
そして一番強い雨は、ざあざあ。
そうやって、強さに応じた擬音語が、実はちゃんとルールになってるんだって。

他にも、「しとしと」とか、「ぽつぽつ」とか。
今日の雨は、どんな擬音語で表現できるかな。

きっと、強さだけじゃ足りないなって、今日の雨を見て思いました。
例えば、硬さとか、あと質感みたいなもの。そんなものが雨には含まれている。

擬音語とか擬態語。
日本語にはそういった言葉がおよそ1200種類あるそうです。
英語だと350種類というから、3倍以上。

こういう言葉って、文化そのもの。
普段当たり前に使ってる擬音語も、実は共通認識がないと取れないと伝わらないもんね。

ニワトリのコケコッコーも、国が変わればクックドゥードゥルドゥーになる。
犬の鳴き声も、わんわんとか、バウワウとか。
今じゃ考えられないけれど、日本ではずっと昔、犬の鳴き声は「ひよ」だったそう。

今日みたいなふわふわな雨。
他の国の言葉では、これってどんな風に表すんだろう。
もしかしたら、他の国にはそんなニュアンスを表す言葉はないのかもしれない。

擬音語や擬態語がたくさんある国。
そんな繊細な表現のある言葉が母国語で、なんだかよかった。

ウチヤマケンイチ
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