平成29年12月21日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

荒削りの良さ、というのがあると思うのです。

新入社員とか、スポーツ選手とか、芸人さんなんかもそう。
まだまだ型にはまっていない荒削りな部分は逆に個性となって、経験豊富な人のそれとは違った魅力になることはよくある。
それが経験不足を補えるかというと微妙なところですが、別な魅力として価値があると思うのです。

そういう新人さんたちも次第に、みんなと同じ知識とか効率のよいやり方というのを覚えて、そして普通になっていく。
最初、荒削りで型にはまらなかった形は次第に丸くなり、角が取れた形はちゃんと型にはまるようになる。

それは間違いなく成長であり、必要なことだと思っています。
ただ同時に、成長をしていきながらも最初に持っていた粗さというのをどこかに残せないものかとも思うのです。それはきっと武器になる。

先日、来年から社会人になるという学生さんたちにインタビューをする機会があったんです。
彼らはまさにまだ型にはまっていない状態で、そこには大人の僕たちはもう失ってしまった個性や魅力がありました。

多くの経験を積みつつも、そこに粗さも残すにはどうすればいいんだろう。
まだ答えはないのですが、常に新しいことに取り組んで初心者である状態に居続けるというのは1つの方法かなと。

そのときに必要なことがあともう一つ。
自分が初心者だと自覚して、素直で居られることでしょうか。

ウチヤマ ケンイチ