平成30年4月19日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

書体デザインを学ぶにあたって、方眼紙やら消しゴムやら鉛筆やら、そんなアナログの道具が必要になりました。

もう最近は大抵のことはパソコンの中で作業しているし、手書きしながらなにかを考えるときもパソコンにデジタルペンで書いています。
なので、アナログの道具でデザインをするのはほんとひさしぶり。すごく楽しみです。

15年前に大学の建築学科に入学した頃、製図用のシャープペンを使って紙に図面を書く授業がありました。
その頃すでにパソコンの専用ソフトで図面を書くことは当たり前になっていましたが、並行してアナログの授業もあったんです。

ただ、やはりデジタルの方が便利。
製図道具はすぐに出番がなくなり、もう二度と使うことはないと思っていました。

とはいえ捨てるのも忍びなく、ずっとしまっておいた製図道具。
まさか今回そっくりそのまま活躍してくれるとは思いませんでした。

「いつか使うだろう」とつい物を溜め込んでしまう。
そういう物は二度と使うことがないと、片付けの本なんかを読むとよく書いてあります。

けれど、こうやって活躍してくれることが僕には結構あるんですよね。
服なんかも、もう着なくなったものが一周まわってまた活躍してくれたり。

断捨離をして身軽になるか、いつか使うと大切にとっておくか。
ずっとその間を行ったり来たりしてますが、それはそれで楽しいので、まぁよしです。

ウチヤマ ケンイチ