平成30年12月13日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

M-1グランプリが終わって、各所で芸人さんたちがコメントや分析をしていました。

素人からすればただ笑って終わりなわけですが、プロのコメントを聞くとなるほどそういう工夫があったのかと別のおもしろさがあります。
分析しながら観るというのは本来の笑いの目的からは外れているのかもしれませんが、スポーツの実況や解説と同じで、むしろ僕は好きなのです。

デザインも最終的にはかっこいいとか、かわいいとか、使いやすいとか。そう感じて選んでもらうことが大切です。
でも背景にはそう評価してもらえるように様々な工夫があって、それらは言葉で説明ができるんですよね。

デザインの良さについて説明や解説ををすること。
これも本来の目的からすれば不要なことかもしれませんが、お笑いの解説のようにそれはそれで悪いことではないと思うのです。

分析をすることにはもう一つのメリットがあって、仕組みや原理を抽象化して抜き出すことができるわけです。
たとえばお笑いの解説で言えば、場の流れによるうけるうけないとか、目線の動かし方によって観客の目線を集めるとか。
そういうことって少なからずデザインにも応用できるんですよね。

もちろん本来の目的は忘れないようにしたいものですが、分析は分析で楽しいでいきたい。
それにしても、どの世界においても真剣に考えている人たちというのはかっこいいもんだな。

ウチヤマ ケンイチ