平成31年1月2日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日買ったファッション誌というのは、実は電子書籍なんです。
大きな画面のタブレットが出てからは雑誌も電子書籍で読むようになりました。

最初はどうも味気ないと思ってた電子書籍。それでも慣れると良いものです。

持ち運びが要らないから読みたいときに読めるし、日頃の保管場所もいらないし。
紙の雑誌をめくる気軽さはないですが、トータルで見ると電子書籍の方を選んでしまいます。

紙の本は昔からあって、電子書籍は新しく登場したもの。
その順番を知っていると、どうしても電子書籍にはどこか抵抗を感じたり、ワルモノに見えるときがある。
なんだろう、便利さと引き換えになにかを失っている感じがするんですよね。

でもそうではなく、本の内容をデータのまま読んでるのが電子書籍で、それを作品として立体に取り出したのが紙の本だと考えてみる。

するとなんだか読むだけなら電子書籍こそ当たり前で、紙の手触りを楽しんだり、物としての記念に残したりと、そんな特別なときのために紙の本があるって考える方が自然な気がするのです。
むしろ読書の体験としては、紙の本の方が進歩している気すらする。

商品とかサービスとか技術って、どうしても時系列で新しいとか古いを決めがち。
でもそれぞれの体験や特徴だけに注目してみれば、一概に新しいものが進歩しているとか、味気ないとか、そうとも言えない気がするのです。

ウチヤマ ケンイチ