おまえはどうしたいの?

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

そしてリクルートという会社で会社員もしています。
いわゆるダブルワーカーってやつです。

元々、僕は会社員にはなりたくなかったのです。
けれど、リクルートという会社がとても懐が深くて、自分にない魅力を持った人もたくさんいました。
そこでリクルートだったら入ってもいいかなと思って、8年前に入社しました。

リクルートの社風が、僕は好きなんです。
起業家精神であったり、お祭り騒ぎが好きだったり、自発的な人が多かったり。
僕と合う部分も合わない部分もありますが、合わない部分も含めて刺激的で、好きなのです。

そんな社風の一つに「おまえはどうしたい?」聞かれる文化があります。
人に意見を聞いてみたり、なにか相談をすると逆に聞かれるんです。

「で、おまえはどうしたいの?」って。

相手の意見もいいけれど、まずは自分の意思であったりとか意見を求められる。
この文化は僕自身にもずいぶんと染み付いていると思います。

それはその仕事の担当者であるとかないとか、そういう話じゃないんです。
その仕事に関わっているんだから、自分も影響受けるんだから、自分はどうしたいのかと聞かれる。

仕事でも、遊びでも、自らの意思を持って主体的に進んでいこうする人がリクルートにはたくさんいます。
人の意見にとりあえず従っておけばいいや、というだけの人はあまりいません。
ほとんどの人がその人自身の意見を持っています。

そんな環境は大変でもあり、とても刺激的。

先日、そんなリクルートの文化を海外に発信するために英訳した際の話を聞きました。
そしてさっきの「おまえはどうしたいの?」ってやつ。
これの英訳がすごくよかったんです。ひさしぶりにやっぱりリクルートって良いなって思った。

「おまえはどうしたいの?」は普通に訳せば「How would you like to do?」となるのでしょうか。
ちょっと僕、英語はあまり得意じゃないんですが。
でも採用された英訳は違ったんですよね。それはこんな英訳でした。

おまえはどうしたいの? / Why are you here?

日本語訳すると「なぜここにいるの?」となりますが、まさにこういうことだなと。
さまざまな事情はあれど、何かしらの理由や縁で、みんな今の仕事に就いているんですよね。
そんな中で、自分がいる存在理由とか存在価値は何か。
それが「おまえはどうしたいの?」であり、「Why are you here?」だと思うんです。
ただの行動としての「どうしたい」ではなくて、存在する理由を聞いている。

もうすぐ僕はリクルートに入社して8年が経ちます。
会社に慣れてしまって、最近リクルートという会社の良さをちょっと忘れてしまってました。

今回の「Why are you here?」を聞いて、鮮明に思い出しました。
8年前に新卒でリクルートに入って、いままでと違う人たちと出会って、刺激を受け続けていた頃のこと。

Why am I here?

リクルートに限らず、ニッカオフィスの仕事も、家族といるときも、友人といるときも。
常に自分の存在理由を問いていたいと、改めて思ったのでした。

ウチヤマケンイチ
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