平成30年8月26日に考えたこと
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
人のポジションって、コミュニティによって随分と変わるからおもしろい。
たとえば、建築史を学ぶ大学院生だった頃。
僕は研究室の中で一番の怠け者でした。
周りは優秀で建築や建築史について詳しい人ばかり。
すると、おのずと僕はコミュニティの中心から遠のいてゆき、なんとなくフワフワしてたんです。
それが社会人になって、今度はウェブデザインが専門になった。
当時はまだウェブについて詳しい人が世の中に少なく、しばらく猛勉強をしたら今度はコミュニティの中でどちらかというと詳しい人になれたんです。
そうなるとおもしろいもので、自然と日頃の会話でも輪の中心にいることが多くなった。
そのコミュニティにおける、自分のポジションみたいなものが見つかったんです。
すると、自分自身の発言や提案も守りから攻めに変わり、人との関わり方にまで変化があったんですよね。
こんなことをふと思い出したのは、春から書体デザインの勉強を始めたから。
僕は書体デザインについてまったくの初心者なのですが、なんだか勉強会での居心地がまるで大学院生の頃のそれと同じだったんです。
ポジションも立ち位置もコミュニティによって変わる。
だから、いまいる場所の居心地よくするために頑張るか、もしくは他に居心地のいい場所を見つけることもできる。
とりあえず今は書体や文字について、もっともっと勉強しよう。がんばるぞ。
ウチヤマ ケンイチ