令和元年7月26日に考えたこと

倍々ゲーム

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

コピー用紙を30回ほど折りたためば、宇宙に到達するという話。
この話って感覚的に理解するのがむつかしい。

頭の中で想像すると、数万回とか、数億回とか、いや宇宙に届くにはもっともっと折ることが必要な気がするのです。

この話って「折り畳む」ことと「積み重ねる」ことがごっちゃになってるから事実と想像がかけ離れてしまっているんだと思うんです。
折り畳むというのは、つまり倍々で厚みが増していくこと。だから後半は想像を超えたスピードになる。
一方で積み重ねるだけなら、100枚重ねても10センチに満たない。こっちの方が想像しやすいから、どうしても何枚積み重ねても到底宇宙になんて届かないように感じてしまう。

こんなふうに桁がまったく合わないほどの感覚のズレって、実は普段からしてると思うのです。

たとえば、仕事が速い人とそうでない人の違い。
仕事が速い人って実は特別なことはしてなくて、小さな違いをコツコツと積み上げてるだけだったりする。

でもそれが倍々で効果を発揮するから、スピードを爆発的に上がっているんだと思うのです。ようは「折り畳む」のと一緒。
それを「積み重ねる」感覚でいると、ちょっとした工夫をやらなくなる。どうせ大した効果ないだろうと思ってしまう。

自分の感覚があっているとは限らないんですよね。こないだのゴルフのフォームと一緒。
日々のちょっとした工夫も大事にしたいな。

ウチヤマ ケンイチ