令和元年8月13日に考えたこと
美しいこと
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
プロゴルファーのフォームは美しい。
これまではそんなことを気にしたこともなかったけれど、いざ自分がスイングしている動画を見ると、なんとも不恰好。美しくないのです。
プロの所作が美しいのはもちろんゴルフだけじゃない。
綺麗な文字を書く人はその筆さばきも美しいし、料理が上手な人は手際がすごくいい。
デザインだって上手な人のデザインプロセスを見ていると、試行錯誤をしながらもなんとも言えない整然とした手順を踏んでいくのです。
未熟な人の所作って、無駄な動きや力が入っている。
不思議なことだけれど、きっと人って、脳のどこかで合理的な流れというのを理解をしてるんだと思うんです。自分にはできないことでも。
そういったものを見ると美しいと感じるんじゃないかと、そう思うのです。
これって図形とかでもそう。定規でまっすぐにひかれた線は美しい。それがどこか曲がってしまうと途端に美しさは感じなくなる。
最近流行りのデザインはシンプルで、機能美を押し出してる。
一方で、装飾された美しさというのもあって、服にしても、家具にしても、絵画にしてもそう。
ちなみに装飾的な美しさは、それぞれの文化に繋がっている気がします。
これはスポーツのフォームのように、普遍的な答えがあるようなものではないと思うのです。
美しいってなんだろう。
ずっとデザインをやっていても、それが分からないんだよなぁ。
ウチヤマ ケンイチ