令和元年11月14日に考えたこと

もっともらしい理由を後からつける

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、マイルールを破って損切りして手に入れた株ですが、結局、その後にその株の株価は下がってしまいました。
一方で損切りした株の方は株価が上がっていて、もし手放すが今日であればもっと有効に運用できたのです。

今回のことだけ見れば、「欲張らずにマイルールや原則は守るべきだ」と、そんなことが言える。
でも、もし上手くいっていたならば「ルールに固執するのは良くない」と言ってたかもしれない。結局、理由なんて後付けでどうにでも言えるなと思ったのです。

以前、なにかの本に書いてあったのですが、成功の話というのはあまり参考にならないっていうやつ。
それは確かにそうなのかもと思ったのです。

成功って、運によってもかなり左右されるもの。それを一般化しようとすれば、そこにもっともらしい理由を後からつけることになる。
たとえば今回の僕だったら「決めたルールも定期的に見直さなければいけない」なんて言ってたはず。
実際のところ、形骸化してるルールもあるわけでそれ自体は間違っていないと思うのです。

でも今回は、マイルールを守った方がうまくいっていた。結局、一回の話だけで一般化してしまうのは危ないんだよね。

経験を積むほどに一般化するのが当たり前になっています。
けれど、実際には個別の事情によって結果は大きく変わるってことを覚えておかないと、なんでも分かるつもりになってしまうよね。

ウチヤマ ケンイチ