令和元年11月18日に考えたこと

こんなありえないズレが生まれるなんて

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今日も仕事帰りにデッサンです。

これまでは果物に立方体、あと球体なんかを描きました。
今日のお題は四角錐と円柱がくっついた幾何形体で、これが相当にむつかしかった。

立方体や球体はちょっとずつ修正していけば、最終的になんとなくは形が整ったのです。
それが複雑な形となった途端に、あっちを直せばこっちがおかしい、こっちを直せばあっちがおかしいと、いくら修正しても形が整わない。

先生のアドバイスで棒をモチーフかざして角度を確認してみたのですが、それでなんとか形が捉えられるようになりました。
数学の図形問題にあった、補助線に似てる。

なにより驚いたのは、自分の感覚が相当にズレていたことです。
たとえば、四角錐の奥のトンガリは30度くらいに感じていたのですが、実際には平面にすると180度に近い鈍角でした。

ここまでズレたのはたぶん実際に見えている状態とは別に、立体としての角度を知っていたから。これが混ざってしまった。
こんなありえないズレが生まれるなんて、経験って危ないなと思いました。

アート教室に通い始めた目的は観察する力を鍛えることです。まさにそこをトレーニングしてる感じ。楽しいです。

そうそう、先日初めて油彩で描いたりんごの絵のために、額を買いました。
額に入れると構図のイマイチさが目立ってしまいましたが、とりあえずは今の成果ということで仕事場に飾ろうと思ってます。

ウチヤマ ケンイチ