令和2年2月7日に考えたこと

ある意味で呑気に構えていられる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

去年のクリスマスからコツコツと続けてた縄のデッサン。あわせて8時間かけてようやく終わりました。

麻紐を何本もねじって作られたしめ縄のような太い縄。普段の生活ではそうそう見かける物ではありません。
いざデッサンで真面目に観察してみると、ものすごく複雑で、影も要素も入り組んでるのが分かる。
1、2時間ずつ何回かに分けて描いたのですが、正直、最初の頃はもう何を描いてるのか分からなくて早々とギブアップしそうになりました。

でも、繰り返し縄を眺めてるうちに、だんだんとその形や構造が分かるようになってきた。
分かったことをそのまま絵に描く技術はまだまだ僕には無いのですが、少なくともこの1ヶ月の間に以前よりは観察できるようになったのです。

若手が仕事で新しいことにチャレンジするとき。彼らも皆、最初はまったくといっていいほど上手くいかないわけですが、それで早々に諦めてしまう人がいる。
僕なんかは歳をとった分だけ、続けていればきっと上手くいくはずだと経験から分かっていて、それで頑張れるわけです。
さっき書いたみたいに、「頭ではだんだんと理解はできるようになってきた。あとはそれを絵にする技術があればよい。」みたいな、ある意味で呑気に構えていられる。

はたから見れば、若手もちゃんと前進してる。それを「できるか、できないか」だけで判断してしまうと、それはなかなか辛いもんだよね。

ウチヤマ ケンイチ