令和2年3月23日に考えたこと

最近の世の中って、一発アウトが多すぎる気がする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

デザインをしていると、瞬間瞬間に迷うポイントが出てきます。

色はどうしようか。配置はどっちが良いか。ボタンの大きさは適切か。
ひとまずそこで立ち止まって、結論を出してから再び手を動かすのです。

そんな中、たくさん迷うことがあってもスピードを落とさないひとつの方法として、捨てる案もとりあえず取っておくというのがあります。

すぐに戻れると思うとどんどん進めるんです。決断が速くなる。
もしこれが最終決断だと言われたら、どうしても躊躇してしまうんですよね。

結果的に、捨てた案が復活することはほとんどありません。でも安心することで前に進みやすくなるからとりあえずコピーして取っておく。
いつもデザインを終える頃には、成果物と同じくらいの不採用案ができてます。

ちなみに甲乙つけがたい案はもちろん、まずダメだろうと思った案もすべて残しておくようにしています。
取っておくか否かを案のレベルでは判断しないんです。それをしていたら、結局スピードは落ちてしまうから。
そのとき一番だと思った案以外はどんどん不採用案に移して、メインのデザインを磨くことに集中するのでした。

このいざとなれば戻れるという安心感って、デザインの検討に限らず大切なことだと思うのです。
最近の世の中って、判断を間違えると一発アウトになっちゃうことが多すぎる気がする。

もっと気楽に最初の一歩を踏み出したいよなあ。

ウチヤマ ケンイチ