令和3年1月30日に考えたこと

直感とは違う結論が出るパラドックス

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕は科学や理論の動画が好きなんですが、今日観たシンプソンのパラドックスがすごくおもしろかったのです。
パラドックスというのは直感とは違う結論が出る事象のことで、先ほどのシンプソンのパラドックスも自分の感覚とは真逆の結論でした。
一度事実を知ればそれにより直感は補正されていくわけですが、シンプソンのパラドックスは今日初めて知ったのでびっくりでした。

直感が正しいことは多いと思っています。でもそれは経験や知識があった上での直感の場合で、経験も知識も足りない状態での直感というのは、根拠の無いただの当てずっぽうになってしまう。

そういえばデザインするとき、僕は直感に頼ることがほとんどです。代わりに後からロジックで裏付けます。
スピードが求められているというのもあるし、そもそも直感の方が理屈で出した答えよりも正しいことが多いからです。

ちなみにデザインにおける直感というのは、実はプロでなくても多くの人が正しいように思うのです。
なぜかというと、デザインをしない人でも、ユーザーとして日ごろから多くのデザインに触れているからだと思ってます。

その中でプロのデザイナーというのは、デザインにおけるシンプソンのパラドックスのような例外を理解しておく必要があると思ってます。
そういえば良いデザインって一見シンプルに見えて、ものすごく多くのことが考慮されているんだよね。

ウチヤマ ケンイチ