インプットすることの大切さ。

ニッカオフィスのウチヤマです。

今日は「インプットすることの大切さ」について。

ここでブログを毎日書くようになってから、日頃インプットの量が増えました。
ブログを毎日書くということは、毎日アウトプットしているということです。
アウトプットだけし続けているとだんだんと頭の中が枯渇してきて、自ずとインプットが欲しくなるんですね。
ちなみに本ブログ、拙筆ながらいつも1時間以上かけて書いてます。

元々、僕はインプットが嫌いというか、苦手な人でした。
学生の頃も建築の設計にしろグラフィックデザインにしろ、インプットはほとんどしなかった。
それどころか著名な作品や流行りのデザインを熱心に追いかけている他の学生を冷ややかに見ていました。

「他人のデザインを見てしまうと、自分のクリエイティブができなくなる。」
今思うと愚かな信念の元で空っぽの頭の中から一生懸命にアイデアをひねり出していたものです。

大した成果を出せなかったのは、言うまでもありません。

結局は、ただただ学習を怠けていただけな気がします。

ーーー

すこし話はズレますが、最近になって仕事とプライベート共に目標に置いていることがあります。
それは、他人の考え方や意見に触れて、それを受け入れて、自分の幅を広げることです。
特に、自分とは違った正反対な意見こそ、積極的に自分の中に取り込みたい。

この年になるまでは、僕は自分の考えに固執して、人の意見は”それなり”に聞いて突き進んできました。
でも人ひとりの頭では人生はそうそう甘くないもので、立ち行かなくなる場面がたくさんあるんですよね。

そんな場面に何度も何度も出くわして、もっと他の人の考え方や意見も受け入れなきゃマズイな、と思うようになったんです。

そうなると、とにかくインプットが必要だと思うようになりました。
デザインにしろ、意見にしろ、考え方にしろ。

もちろんインプットもそうですし、人に相談したりとか、自分の意見を誰かにぶつけてみたくなる。

そして、
なぜその人はそう考えたんだろう、そう行動したんだろう。
なぜそのデザイナーはそうデザインしたんだろう、そういう作風なんだろう。
なぜ自分はそう考えたんだろう、そう生きてきたんだろう、と自身に受け入れるために問い続けるわけです。

またブログは多くの人の目に触れるので、発信する側の責任があると思っています。
ひとりよがりになっていないか、誰かを傷つけてしまっていないか、と。

ーーー

インプットするって、いいもんですね。

自分の考えだけで凝り固まってしまった脳みそに誰かの人の考え方や意見が入ってくる。
そうするとなんか閉め切られて淀んていた部屋に、ふっと気持ちの良い風が入ってきたようで心が軽くなる気分です。

いまでもインプットするだけでは学生の頃の僕が恐れてた「自分じゃなくなる」になると思っています。
これからもインプットしたものをしっかりと自身のフィルターを通して、ずっとずっとアウトプットし続けていきたいと思ってます。

ウチヤマケンイチ