教えて、教わること。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

成長するにはいろいろな方法がありますが、先生になる、つまり「人に教える」っていうのはかなり有効な方法だと思います。

誰かにモノを教えるには、まずは自分がその教える内容についてしっかりと理解していることが必要。
そして、教えていると気づくんですが理解している"つもり"になっていたことって実は結構あるんですよね。
普段はなかなか気が付かないんだけど、教えていてしっくりこなかったり、相手の質問に答えられなかったりすると、ハッとなる。

つまりは自分の足りていない部分というのが、誰かに教えることで見えてくる。

このことを教えてくれたのは僕が小学生の頃に通っていた学習塾。
この塾は問題が早く解けた生徒が時間内に終わらなかった生徒にやり方を教えるという授業の進め方をするんです。
そうすると、実は何となく正解してしまった生徒側も教えていてしっくり来なかったり、ちょとつっこんだ質問をされると答えられなかったりする。
こうやって教える方も教えられる方もお互いに理解が深まるんです。

この塾に僕は中学を卒業するまで6年ほど通ったんですが、今思うととても恵まれた環境だったなぁ。

ちなみにその塾は、小学校4年生から中学校3年生という6学年に渡る生徒たちを15席ほどの小さな一つの教室で、一人の先生が教えていました。
もちろん、6学年が同時に授業するわけではないですが。
そんな寺子屋のような塾なのに、周辺の大手学習塾にも負けないくらい進学実績は良かった。
そしてそんなことよりも学力や偏差値に留まらない「地頭の良い」生徒が多かった気がします。

その理由はきっと「人に教える」ということが日常的に行われていたからだと思うんですよねぇ。

またひとくちに「出来る」といっても、なぜ出来ているかを自覚して出来ていることと、無意識ながら出来ていることがあります。
そして後者を人に教えるという事は、この無意識を改めて意識化することなのですごく勉強になるんです。
まずは自分が出来る理由が分かってないと人に教える事なんて出来ませんからね。

教える側と教わる側。
どっちが偉いとか、そういう話ではなくてこうやって互いに成長していけるって豊かなことですよね。
人には得手不得手があるんだから、そうやってお互いに高め合って行けたらいいなぁ。

ウチヤマケンイチ