もういちど。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

おとといの3月11日で東日本大震災からちょうど2年が経ちました。
ニッカオフィスではこの震災に伴い「Happy Island Fukushima 復興CDプロジェクト」に携わらせて頂きました。
世界中から被災地に向けた楽曲を集め、それを日本で1枚のCDにして再び世界に届けるというプロジェクトです。
CDのプレス、配送などは多くの方々からの募金により行われ、CDを受け取った世界中の方たちからは多くのメッセージが集まりました。
最終的にそのメッセージは1枚のリーフレットにまとめられて、被災地に届けられました。
プロジェクト発足からリーフレットの配布までおよそ2年。
おとといの3月11日にこれまで活動内容をウェブ上で報告し、プロジェクトは一区切りとなりました。

話変わって、僕がここにエントリーしている内容について。
僕は毎日、「その日その時に一番ひっかかっていること」を書いています。
日常のなんでもないことをテーマにする日もあれば抽象的なことをテーマにする日もあります。
ですが、自分なりの想いや考えがあることについて書いているのは一緒です。

おとといの3月11日のエントリーは、本来なら震災のことについて書くのが自然かもしれません。
なのですが、当日のエントリーに震災のことは書けませんでした。
当日、エントリーとして書けるほど、自分の頭の中に想いや考えがまとまっていなかったのです。
いや、まとまっていなかったというより「無かった」のです。
震災からの2年間、僕は普段通りの生活をしているうちに震災のことが少しずつ僕の中で風化してしまっていたのだと思います。
当日、書けなかったことで日頃は震災のことを深く考えていなかった自分に気が付きました。

震災直後は、これからの自分のこと、周りの人たちのこと、人生のこと、色々と考えていたのに。
2年前そうやって色々なことを見つめなおすことによって、僕はその後の生き方に結構な変化がありました。
しかし、毎日身のまわりで起こる様々なことに追われているとこうなってしまうものなのか。

もういちど、2年前のあの頃のように震災のこと、周りの人のこと、自分のこと、これからのこと・・・そんなことに考えてみようと思います。
いまだ上手くはまとまっていませんが、今はそんな気持ちです。

みなさんは、どうですか。

ウチヤマケンイチ

世界中に届けたCD”sing for Fukushima”

世界中に届けたCD”sing for Fukushima”


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