値段のわかりづらさ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

消費税は僕が小学生低学年の時に導入されました。

当時、僕はまだ8歳。
自分でお金を払って買うといえば、駄菓子屋のお菓子くらい。
それでもお金の払い方が変わったことは覚えています。

30円のお菓子を買うと前よりも1円多く取られる。20円だと取られるときと、取られないときがある。
そして、10円のお菓子はひとつずつ買うと取られないけど、まとめて買うと取られてしまう。
なんだかよくわからなくて、お金を払うとき戸惑ったのを覚えています。

昔、自動販売機は1本100円でした。
100円玉を1枚入れればジュースが飲めた。
それが消費税が導入されてしばらくしてから、110円になってワンコインじゃ買えなくなった。
今はいろんなサイズや価格があって、さらにちょっと複雑です。

もう少し学年があがって、駄菓子じゃなくてゲームソフトも自分で買いに行くようになった頃の話。
当時、スーパーファミコンのソフトは9,800円が多かった。
この10,000円ではなくて9,800円というこの200円分がミソで、そこにお得感を感じたものでした。

実際には税抜き価格なので税込みでは10,000円を超えてしまうんだけど、値段はわかりやすかった。
それが、あるときから商品は税込み価格を記載しなければならなくなりました。

最近は、居酒屋なんかで「290円(税込304円)」という表記をよく見ます。
もうお得なのか、お得じゃないのかよくわからないです。
そういえば低価格コンビニのローソンストア100もは店内の音楽で「ごめんね、税込み105円。ローソンストア100。」って流れてる。

なんだか昔の方が、物の価値がシンプルでわかりやすかったな。

今日、消費税が8%になること決まりましたね。
負担が増えるのはもちろん嫌ですが、物の値段がわかりづらくなることもけっこう嫌です。

ウチヤマケンイチ
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