ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

自分はできてないことを、相手に求める。
これって人の心情としてはなかなかやりづらいものです。

日ごろ自分が遅刻ばかりしていたら、遅刻した人を注意しづらい。
おなじく自分が約束を破ってばかりいたら、相手に約束を守れとはなかなか言いづらい。
そういえば、普段はルーズな知人も自分の子どもの前ではちゃんとしてました。
きっとそうしないと子どもをしつけることなんてできないんでしょう。

別に遅刻や約束を破ることを悪いことだと自分も思ってないんだったら、相手に注意することもありません。
具合がわるいのは、本当は自分でも悪いことだと思っているのにやってしまっている場合。
そうなると相手がいざしたとき、注意したくても言えなくなっちゃう。

そうやってひとたび馴れ合いの連鎖が始まると、なかなか抜け出せなくなってしまうものです。

自分にも甘くして欲しいから、相手にも甘くする。
なんでもかんでも許してる人って、実は自分にも甘いずるい人なんだと思います。

とはいえ、人は完璧じゃない。
だから頑張っていたって、どうしても人に迷惑をかけてしまうことがあります。

「人というのはどうしても迷惑をかけてしまうもの。だから人に迷惑をかけられても、その人にやさしくしてあげるんだよ。」

どこかで聞いた誰かの言葉。これすごく好きなんです。

甘やかすことと、許すこと。一見すると同じように見えるけれど、その意味は全然違うんですよね。
そんな厳しくもやさしい人たちと、僕は一緒にいたいなぁ。

ウチヤマケンイチ
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