若手、飲み会の幹事をする。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

会社の飲み会であれば、飲み会の幹事はたいてい若手に委ねられます。
僕も数年前はしっかり若手だったので、その時はよく飲み会の幹事をやったものです。

しかし、若手といえばただでさえ慣れない仕事でてんてこまい。
そんな忙しいの中で、飲み会のセッティングをするというのは、めちゃくちゃ器量が試されます。
業務じゃないし、先輩たちは言いたいこというし。
仕事と違って明確な目標が決まってないから、どこまでこだわるかも自分で決めなきゃならない。
当時の僕は”頑張らなきゃ”と”めんどくさい”がぶつかって、毎回やきもきしてました。

そんな頃、とある飲み会のセッティング時に怒られてしまったのです。
それは飲み会の”開始時間”についてでした。

僕はよかれと思って飲み会の開始時間を遅めに設定したんです。
たしか21時スタートでした。
そうしたら上司に怒られちゃったんですよね。

その上司も他の参加メンバーも、多くは普段仕事を終えるのは21時過ぎ。
もっともっと遅くまで仕事をしてることもよくありました。
なので、業務に支障のないように遅めにセッティングしたのです。
するとその時、上司はこう言ったのです。

「参加者にはいろんな人がいる。だから開始時間ひとつとっても、きちんと皆のことを考えてないと。」

たしかにその飲み会には様々な人達が参加することになっていました。
雇用形態も、家庭の事情もバラバラなひとたち。終電まで働く人もいれば、定時であがる人もいる。
その時、僕は深く考えることなく、自分と同じような働き方をしている大多数の人たちを中心に考えてしまっていたんです。

もちろん開始時間を早めたら、それはそれで多くの人達が普段よりも早く出ないとならないからたいへんです。
でも、多数決や、自分の都合だけじゃなくて、その時に優先するものはなにか。
そして、参加するメンバー全員のことを考えて決めたかどうか。それが大切だったんだと思います。

考慮してだめなのと、考えてすらいないのはぜんぜん違うんですよね。
業務の外でこんな大切なこと学んだのでした。

さて、今日はこれから会社の仲間とごはんです。
10月より組織が変わったので、親睦を深めに行ってきます。

今日の飲み会もきっと若手が忙しい合間をぬって用意してくれたんでしょう。ありがたいかぎり。
ただの雑用としてじゃなくて、何かを学んでくれてるといいなぁ。

それでは行ってきまーす。

ウチヤマケンイチ
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