好きだったらーめん屋さん。
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今朝、駅まで歩いてたときの話。
昔よく通っていた近所のらーめん屋さんが取り壊されているのを見かけました。
こってりしたスープにたっぷりの野菜。
とても美味しくて仕事帰りによく食べていました。
でもここ最近、すっかりそのお店から足が遠のいていました。
何故か。それはある日突然味が変わってしまったからなんです。
その日の出来とかそんなちょっとした味の変化ではなくて、もう完全に別物でした。
不思議なのはお店の名前も、値段も、麺も、トッピングも一緒。
メニューの写真までそのままだった気がします。
なのに、全てのメニューの頭に”魚介系”と手書きで付け加えられ、全く違う味に変わったのです。
その日もいつもと同じように注文したのですが、食べるまでは気付かなかったくらい。
そして、その日を最後に行くことはありませんでした。
足が遠のいた理由。
変わってからのスープがさほど好みじゃなかったというのも、もちろんあります。
でもそれよりも、突然そうやってスープを変えてしまった店がなんだか嫌だったのです。
麺やトッピングや価格はそのまま。お客さんにお知らせもなくいきなり味を変える。
そこにその店のこだわりの無さやこれまでのお客さんたちを置き去りにしてる印象を感じてしまったのでした。
そこのらーめんを最後に食べたのはいつだか分かりません。
でも一度は愛した味が無くなってしまうのは、かなしいものですね。
今は普通にそこにあるものがこれからもずっと続いてくとは限らないです。
これって人との関係も一緒だなぁ。もっともっと大切にしないと。
そして、あのらーめん。もう一度食べたかった。
ウチヤマケンイチ
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