お誕生日おめでとう。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

誰かが自分の誕生日を覚えていてくれるのはうれしい。

でも最近はFacebookだったりカレンダーアプリのおかげで、頭で覚えてもいなくても「おめでとう」と言えるようになりました。
便利ではあるけれど、チープでもある。
最初はそんな機械的で事務的な誕生日おめでとうにとっても違和感をおぼえてました。

でもなんだかそんな「おめでとう」もだんだんと別の文化になってきた。そんな風に思うようになりました。
昔は覚えていなければ相手におめでとうと伝えることができなかったからそれができるのは限られた人だった。
それが最近は頭で覚えていなくも、ましてや相手に誕生日を聞いたことがなくても、コンピュータが誕生日を教えてくれる。

これをきっかけにして、誰とだって年に1回は会話するきっかけができたわけです。
前に書いたおみやげを配ることもそうだけれど、そういう裾野の広いコミュニケーションも悪くない。

大切な人の誕生日や記念日は、頭のなかに記憶していれば素敵です。それは変わらない。
でもこうやって誰とでも、深い間柄じゃなくてもおめでとうをきっかけに声をかけられる。
なんか、それも悪くはないのかもしれません。

「狭く深く」が「広く浅く」にただ変わってしまうのではない。
ネットやテクノロジーをうまく使って「狭く深く。そして広く」が実現できるともっと人生が豊かになるのかもね。

ウチヤマケンイチ
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