鉛筆の線を消す。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、いろんなことを整理しています。

たとえば、情報源とか。
たとえば、身の回りのものとか。
たとえば、やることとか。
たとえば、発言とか。
たとえば、人付き合いとか。

断捨離って、僕はなかなかできません。

なんでも溜め込んだり、なんでも欲しがってしまうタイプ。
いつからは使うだろうとか、何かの役にはたつだろうと、つい溜め込んでしまう。

断捨離なんて簡単、という人もいると思います。
これは性格の違いなんでしょうか。僕には果てしなくむつかしい。

それが、最近ちょっとずつ出来るようになってきました。
出来るというか、無性にやりたいというか、溜まった老廃物を出したい感覚に近い。

別に性格が変わったというわけではなさそうです。
なんだか、そういう時期が来たのかなと。

よほど絵がうまい人でない限り、一発で絵は描けません。
インクを入れる前には、まずは鉛筆で下描きをする。
後から消せる鉛筆で薄くて弱い線を何本も描きながら、ようやく残してもいい線が見えてくる。

そんな風にたくさんの線を引いてきたら、最近ようやく自分の興味があることとか、時間を使うべきことが見えてきたんです。

ようやくインクを使って強く描いてもいい線が見えてきた。
そしてインクを入れ始めたんだから、そろそろ鉛筆の線は消さないと。

僕と同じように、いろんなことを手放せない人って結構いると思う。
情報源。身の回りのもの。やること。発言。人付き合い。

そういう人もたくさんの線を引いていれば、いずれ不要な線が自然と見えてくると思います。
時期が来たら、嫌々ではなく自然と手放していけばいい。

もちろん今回の整理が最後というわけにはいかなそうです。
今後も鉛筆で新しい線を描いては消し、描いては消し。

それでもインクを入れるべき線が見えたなら、まずはそれまでに描いたたくさんの線は消さないと。
そうしないと、インクの線がよく見えないし、次の線も描けなくなってしまいそうです。

ウチヤマケンイチ
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