映画を見るのってむつかしい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕、映画というものをあまり見ないんですよね。

映画ってデザインとか芸術的な要素がたくさん含まれてる。
だからほんとはたくさんの作品を見ればきっとデザインにも活かせるかもしれないんですけどねぇ。

「嫌い」というわけではなくて、映画を見るのが「苦手」なんです。
映画を見るのって、むつかしくないですか。

映画を見て、ストーリーに入り込める人ってすごいなって思うんです。
見たことのない映画は、もちろんストーリーを知らないままに見るわけじゃないですか。
それなのに、いきなり話が始まって、見ていくなかで出演者の名前も関係性も、話自体も理解していく。
それって、かなり高度なことだと思うんです。

僕は映画を見ていても話についていけなくなってしまうことがよくあります。
理解が追いつかなくて、ストーリーを見失ってしまう。
同じようなことが、小説を読んだり、ドラマを見ていてもよくあります。

なにかが気になると次のことがうまく頭に入ってこないみたい。
あと見ている最中に、ぜんぜん違うことを考えてしまうこともあります。
で、気が付くと人の名前とか、立場とか、関係性とかもわからなくなっちゃう。

そういえば、子どもの頃はアニメもドラマも普通に見てました。
大人になって思考回路が変わったのかな。

だから僕は映画を見ている間ずっと集中しなきゃならないんです。
キーとなるシーンを見逃さないように、きちんと理解しようと緊張状態が続く。
映画を楽しむというよりは、なんだか訓練をしているみたいになっちゃうのです。

CMとか、キャッチコピーとか、PVとか、そんな短い物語は得意だし好きなんです。
インプットされる情報量が少ない分、混乱することがないんですよね。
自分で想像したり解釈する余地がたくさんあるほうが、どうやら向いてるみたいです。

ストーリーに入りこめる人と、入り込めない人。
きっと脳とか感情とか、場の雰囲気を捉える能力とかが全然違うんだろうな。

僕は前にハリー・ポッターすら途中でストーリーがわからなくなって、人に驚かれたことがあります。

ストーリーにどんどん入っていける人には、この世界がどう見えているんだろう。
きっと見えているものが全然違うんだろうな。おもしろい。

ウチヤマケンイチ
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