下駄を脱ぐ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近は靴も毎日同じにしています。

とはいえ靴って1日履いたら休ませなくてはならないみたい。
なので同じ靴を3足用意して、順番に履いているのです。

選んだのはペタッとしたスリッポン。
履きやすいし、手入れもしやすいので毎日履くのに良いのです。

ただ、かかとがフラットだからか背が前よりも低くなってしまいました。
革靴やバスケットシューズなんかはかかとが高い分、背も視界も高くなるのです。

「下駄を履かせる」なんて言葉があります。
かかとの高い靴を履けば背も視界も高くなって、かっこ良く見えるものです。

そういえば最近、とある飲食店に行った時の話。
店に入り、料理を注文したんです。
そこまでは普段通りだったのですが、料理が出てくるとなんだか違和感がありました。
実際に出てきたものがメニューの写真に比べて、随分としょぼかったのです。

メニュー写真に下駄を履かせている状態。
メインのおかずやデザートもほっそりとし、唐揚げは個数すら違っていました。

店の前に飾る写真だったら、下駄を履かせる意味があると思うんですけどね。
豪華な写真にすれば、きっとより多くのお客さんを獲得できる。
褒められたもんじゃないですが。

ただ今回は何なんだろうと。
席に着いた後に見るメニューが実際に出てくるのと違うというのは、ただ誤解を生むだけ。

想像ですが、きっとメニュー自体が他でつくられてるんじゃないかって。
一冊のメニューをそれぞれの店舗で作るのは、たいへんそうですし。
だからきっとそもそも実際に出てくるやつの写真じゃなくて、別物なんじゃないかって。

でももしそうであるならば、写真付きのメニューじゃなくて文字だけのメニューにする方がまだマシな気もします。
お店の人も、もしかするとお客さんをだまそうという悪気すらないような気もします。

下駄を履かせること。
商売を続けていくなら、それは結果として良くないことが起こると思ってます。

少しくらいちんちくりんであっても、思い切って裸足になる勇気ってきっと必要だな。

ウチヤマケンイチ
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