新しいツールを得たとき、それをどう使うか考えるのってすごくクリエイティブ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

半年前に買った360度カメラ。
毎日持ち歩いてはいるけれど、使うのは特別なイベントの時ばかり。

それだと、これまでのカメラの使い方と本質的な部分は変わってないなって。
いわば、より大きな集合写真を撮っているようなもの。

先日、三浦半島の不動産を見に行った時、周辺環境や敷地の記録しようとこのカメラを使ったんです。
どこを撮るでもなく、ただ360度を動画で撮影しながら、敷地や周辺をぐるりとまんべんなく周る。

これが、すごく新しい体験になった。
気になった箇所に、確認したい箇所。そういうの場所があれば、あとから見たいところにアングルを合わせられる。
360度カメラはあとから新しい発見ができるって前に書いたことがあるけれど、発見だけじゃなくて、確認もそうだなって。

普通の写真って、どれだけたくさん撮ったとしても、アングルを決めるときに撮影者の視点が入っちゃう。
それが、360度を撮影するなら、ただそのままにその場所を記録できる。撮影者の意図が入りにくくて、すべてが平等に写る。
これも、これまでのカメラとはぜんぜん違う。

新しいツールを得たとき、それをどう使うか考えるのってすごくクリエイティブ。

新しい技術ありきでどんなプロダクトを生み出そうか考えていた、かつての日本のプロダクト。
それみたいにこの道具を使って新しいことをしたいなと。そんなことを思ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ