とあるお店が閉店しました。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

うちの商店街の、とあるお店が閉店しました。
少し前からシャッターが閉まりっぱなしだったのですが、こないだ前を通ったら内装の取り壊しをしていたんです。

ああ、やっぱり閉店だったんだと。
前から気にはなっていたのですが特に張り紙もなかったので、その取り壊しでようやくお店をたたんだことを確信しました。

商店街に住むようになってから、閉店するお店も、新しくオープンするお店も、たくさん見るようになりました。
古い商店街なので、もう何十年も続いたであろう昔からあるお店が閉店する瞬間もたくさん見ました。今回のお店もそう。

でもお店が閉店するというのに、商店街のそれは、意外と悲しいだけじゃなかったりする。
もちろんお店をやられている方たちには、いろいろな感情があると思うのですが。

商店街って、その昔に、何かしたらのきっかけで家族で商売を始めたケースが多いんです。
この場所で、その商売を始めた理由は、その当時の時代の流れにだったりする。

そんなお店が、時代や世代が変化したことで商売を終える。
悲しさやさみしさと同時に、時代を生き抜いた区切りというか、節目のようなものを感じるのです。
ビジネスとして繁華街に出店した店舗が、商売がうまくいかなくて閉店するのとは背景がちょっと違うなと。

自分の商売のスタイルはどっちだろう。
できることなら、時代に合わせた自然体でいたいのです。

ウチヤマ ケンイチ