水やりをしてたら、トンボが飛んできた。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

日課にしているテラスでの水やりをしてたら、トンボが飛んできたんです。
そういえば、裏のお寺でせわしなく鳴いてた蝉の声も随分と小さくなってることに気がついて、ようやく秋が来たんだと思いました。

でも調べてみると、実はトンボというのは夏に一番活動する昆虫らしく、なんなら春にも冬にもいるんだとか。
たぶん子どもの頃にトンボというのは俳句では秋の気ご飯だと聞いたのがいまだに残っていたのかもしれません。

実際のところトンボが夏の虫だとか秋の虫だとか、そこにはあまり気付けていないけれど、ただトンボを見て秋だと感じるその気持ちは悪いものではありませんでした。
風流とでも言うんでしょうか。生き物や風景で季節を感じるという。

でも調べてみると、この風流って言葉も実は僕の知ってる意味とは違っていたんです。
風流というのは派手できらびやかなものを指すそうで、侘寂との対比で用いられたんだとか。
てっきり僕は、どちらかといえば静かで、趣深いことを言うのかと思っていました。昔と現代とでは「派手」であることの意味も変わってきてるのかもしれません。

そんなふうにずっと間違えたまま覚えてることってたくさんあると思うんですよね。
毎日手書きをするようになって、漢字の書き順を調べてみたら間違ってたということも多いし。

これからまだまだ学び直しがある。とはいえ、それはそれで楽しいのです。

ウチヤマ ケンイチ