人との距離とか、時間の経過とか。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

日本橋、秋葉原、六本木、八重洲。
僕は仕事でいろんな場所に行くのですが、不思議とどの場所も自宅からちょうど1時間くらいなんです。

乗る電車も駅からの距離も、みんなそれぞれ違うのに結局は同じだから不思議なもの。
たくさんの人が通うような場所は、自然と「同じような利便性」に落ち着くのかもしれません。

もちろんそれは横浜からの距離で計算しているわけではないのでしょうが、路線の多さとか駅からの距離、そんないろんな変数のバランスの中でオフィスって決まるんでしょうね。
それにしても、どこへ行くにも都心とその周辺は便利なわけです。

前に東京からの移動時間を元にして縮尺を変えた日本地図を見ました。
その地図は見慣れたものとは違い、ピンと張れてたような形をしてました。

物理的には遠い場所でも、新幹線が停まったり飛行場があれば近くなる。逆に近くの場所でも車でしか行けないようなところは遠くなる。
これを見たとき、これこそ現代においては正しい地図だなと思ったことを覚えています。

すべてが徒歩だった時代は見慣れた日本地図こそ正しい姿だったと思うのです。
そしてそこに飛行機や電車が登場したことで実は見慣れた地図は正しくなくなっていた。

人との距離とか、時間の経過なんかもそうなのかも。
“distance”が意味するものって、どれも見方によって真実は変わるんだろうなと思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ