平成30年9月5日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

12日前に会話をしていた人が今はもうこの世にいないというのが、まだよく理解できていないんです。
今日、大学時代の先輩が亡くなったと、連絡を頂きました。

もうずっと会っていない人だったし、12日前に会った時も普通に会話ができていたし。
だからメッセージで亡くなったと聞いても、やっぱり実感できない。

お見舞いに行くときには、こうなってしまうだろうと教えてもらっていました。
ただ目の前で普通に会話をしている姿を見ると、その時点でもう長くはないと言われてもそれを実感できなかった。

最初から最後まで実感がないのです。

医学により未来の予測ができるようになって、それを本人も周りの人も知ることができるようになりました。
そしてそこで知る内容というのは、心で実感できるものというよりは、どこか外からの情報に近いのかもしれません。
もちろん、本人や近しい人にとってはまた違うのかもしれませんが。

僕は医学的なことはなにも分からない。
もし事前になにも知らされずに会っていれば、「元気そうですね!」「たくさん食べて、早く良くなってください」と、本気でそう思っていたでしょう。
だって見た目には、少し体調がわるいくらいにしか見えなかった。

見えていることが全てじゃないし、感じられることが全てじゃない。

本人とご家族の気持ちを考えると言葉もでません。
人生って、色んなことが起こるよね。

ウチヤマ ケンイチ