平成30年11月6日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

「9+2の しきに なる もんだいをつくりましょう。」

小学生の姪のテスト問題です。そして姪の答えがこれ。

「みかんが9こありました。2つりんごをかいにいきました。あわせてなんこになりますか。」

正解な気もするのですが、残念ながらこの解答では〇はもらえず、△だったらしいのです。

たぶん、りんごかみかんのどちらかに揃えれば正解だったんでしょう。
もしくは「くだものはあわせてなんこになりますか」とすればよかったのかもしれない。

〇がもらえなかった姪も気の毒ですが、とはいえ問題を出してそれを採点しなくちゃならない先生という仕事は実にたいへんだなと思うのです。

世の中、大抵のことはいろいろな解釈ができちゃう。白か黒か、イチかゼロかをはっきりと決められることってほとんどないわけですよ。
それでも、先生は国語にしても算数にしても問題を用意して、それに〇や×をつけなくちゃならないという。
道徳や倫理の授業なんて、もはや答えなんて用意できないもんね。無理ゲーだよなぁ。

でもそこに答えを要するのが学校であり、先生という仕事。たまにこんなひずみもでちゃうけど、でも必要な仕事なんですよね。

僕がやっているデザインという仕事はその点、評価が実に曖昧。
いろんな答えがあるし、どっちが正しいかと人と争わなくてもいいしね。

ほんといい仕事だわ。曖昧だけど、答えはあるしね。

ウチヤマ ケンイチ