平成30年12月17日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

とあるコピーライターさんが本の中で、「コピーを書くときは先入観を持たない方がいい」とおっしゃっていました。
例として、九州出身の男性がみな九州男児だと決めつけるのはよろしくないと。

これはその通りで、デザインをしていても決めつけによるコミュニケーションのずれって良く起こるんです。
九州の男性に向けたコピーを書くのに、勇ましくて、亭主関白であることが前提にしてしまうと上手くいくとは限らない。

では、先入観というのは悪いことばかりなのでしょうか。
実はコミュニケーションをしていく上では悪いことばかりでもないと思うんですよね。

九州出身の人と一緒になったときに「九州男児なんですか」と聞いてみる。
正直、相手の性格がどうであるかなどは分かってなくてもとりあえず聞いてみるんです。

すると相手は「うちは奥さんの方が強くて~」とか「親父は典型的な九州男児で~」と会話が始まる。
決めつけが本気じゃないことが前提ですが、話のきっかけとしてまず一般論から話すというのはさほど悪いことではないと思うんです。

僕は横浜出身ですが、見た目から「沖縄出身ですか?」とか、寒さに強いから「東北出身ですか?」と聞かれるんです。
そしてこれがきっかけになって横浜の話もできるし、話題も広がってく。

決めつけは良くないですが一般論は上手に使いたいな。共通の話題がある方が話は盛り上がるよね。

ウチヤマ ケンイチ