平成31年3月15日に考えたこと

仕事というのは人とやるものだね。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

会議なんかで話をするときのこと。
実は自分でもその後なにを話すのか分からないままに話し始めてることがよくあるんです。

たとえばウェブサイトを皆で見ながら、こういう場合はどういうデザインがいいだろうと議論をする。
そのとき、「僕が思うに・・・」と話しだした時点では、まだ答えは分かっていないのです。

なんとなくの方向性だけで話し始めるのですが、それが話すうちにするすると答えがまとまっていって、そのまま説明できたりする。
自分でも不思議なのです。感覚としてはリアルタイムに浮かんでくる言葉をそのまま話しているような感じ。これって、どういうことなんだろう。

ひとつ思い当たるのは、人に説明をしているからこそ、答えが一気にまとまるということ。

よく人に相談をしているうちに、勝手に自分で解決してしまうということってあると思うのです。
逆に人から相談されたときも、こちらは特になにをしたわけでもないのに、勝手に解決して感謝されたりとか。

それとまったく同じとは言い切れませんが、仕事でも人に説明を始めることで、相手の反応とか雰囲気とかを手がかりにして考えがまとまってしまうのかなと。

そういうことがあるから、個人のデザイン作業だとしても誰かと一緒に仕事をしたいのです。
相手が答えを持っていなくたって話を聞いてくれる、それだけでありがたい。

やっぱり、仕事というのは人とやるものだね。

ウチヤマ ケンイチ