令和3年2月21日に考えたこと

時間を区切って、その間はひとつのことに集中する

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋でよくやってしまう失敗が、攻めるのに夢中になっていたら突然負けるというやつ。
相手の王様を詰むことばかり考えていて、自陣が隙だらけだったのです。

そうやって負けるたびに、ちゃんと自陣の安全も確認しようと思うのですが、いざ対局が始まるとこれがなかなか上手くいかない。
理由はなんとなく分かっていて、たぶん攻めと守りを同時に行わなければならないからだと思うのです。

もし、攻めを考える時間と守りを考える時間が明確に分かれているのであれば、守りの時間も頑張ればいい。
けれど将棋というのは攻めも守りも同時に考えて一手を打つゲーム。持ち時間が刻一刻と減っていく中で、僕の場合はつい攻めのことばかり考えてしまうのです。

そういえば若手の頃、たくさんの仕事を抱えて上手く進められていなかったときに先輩に言われたんです。
メールを見る時間を決めること。ひとつの仕事をしているときは他の仕事のことは考えないこと。

ようは複数の仕事を同時にやろうとすれば、集中もできないし見落としもしてしまう。だからどんなに忙しくても時間を区切って、その間はひとつのことに集中しろという話でした。

将棋に当てはめるなら、攻めを考える時間が不十分でも守りは守りで時間をとってきちんと考える、ということだと思うのです。
将棋よりも仕事の方が長くやってるわけだし、上手くいったことは取り入れたい。再利用だな。

ウチヤマ ケンイチ