令和3年6月2日に考えたこと

長い目で見たときにもったいない気がする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

将棋の対局をしていると、かなり有利に進めていたにも関わらず、時間切れで負けてしまうことがあります。
どんなに攻め込んでいても負けは負けなわけで成績も下がってしまうのですが、でも勝ったときと同じように気分が良いんです。

時間切れになったということは、それだけしっかり考えられたということ。
集中できていないときは時間が無くなるほど考え抜かないので、時間切れで負けるときというのは逆にコンディションが良かったりします。

目の前の勝敗にこだわるのであれば、時間切れは避けなければならない。なので、ある程度考えたらさっさと指すべきなのです。
そうしていれば、時間切れで負けた対局のいくつかはもしかしたら勝てていたかもしれません。

ただそれをしちゃうと、長い目で見たときにもったいない気がするのです。
たとえ目の前の対局には負けたとしても、毎回持ち時間を使い切るくらいに真剣に考えることを重ねる方が、きっと結果的には勝てるようになると思うんですよね。

仕事をしていても、この短期と長期の視点というのはよく出てきます。
ただ多くのケースで周りから目の前の勝ち星を求められたり、もしくは自らそっちを取りに行ってしまったりする。

短期的な成果だけじゃなく、目には見えづらい長期的なことも考えないとね。
成功の基準をどこに置くかって教えてもらえないことも多いけれど、すごく重要なことだよな。

ウチヤマケンイチ