令和4年5月1日に考えたこと

強い線で、あえてカッコつけて描く

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

なぜデッサンがなかなか上手くならないのか、立ち止まって考えてみました。

モチーフを観察する力が足りないし、形が分かったとしてもそれを描く力がない。
そんな直接的な部分もまだまだ足りないのですが、そのほかに絵に対するモチベーションというか衝動の部分がイマイチだった気がするのです。

先生に「小さくまとまってしまっている」と言われて、それがすごくしっくり来たんです。
たしかにこれまでずっと、さっさと上手に描けるようになってやろうと、作業的に絵に取り組んできた気がしてます。

これまでに経験してきた仕事やデザインなんかの学び方を応用して、効率良く技術を上げようと思ったのです。
おかげで表現したいことや感性はほどほどに、正しそうな線と理屈を元にちまちまと描くという、そんなやり方が完全に癖になっていました。

今日新しく取り入れたのは、クレヨンを使って一発でモチーフを描く練習です。
形が間違っててもいいし、すべての線を描かなくてもいいから、目の前にあるモチーフらしさや自分が魅力的だと感じた部分を、強い線で、あえてカッコつけて描く。
そういえば、カッコつけて描くなんてずっとしてきませんでした。

一発で描くということは最初の観察も真剣になるし、1本1本の線にも集中することになる。
そうすれば線も魅力的になるんじゃないかと、なんだかすごく大事なことに気づかされた気がします。

ウチヤマケンイチ