令和4年6月28日に考えたこと

しばらくはクロッキーを続けるつもり

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近デッサンがなかなか上手くいかず、もう何ヶ月も同じ絵に取り組んでます。
大学受験の石膏像のデッサンは6時間程度が相場のようですが、僕はもう1枚の絵に数十時間もかけているのです。

作品づくりではないし受験でもないので、練習としてはそれでよいかと思っているのですが、流石にちょっと飽きてきました。
ということで、ここ何回かはデッサンから離れ、同じ石膏像をモチーフにクロッキーをしています。

クロッキーというのはデッサンやスケッチよりも短い時間で描くもの。
僕の場合、いまは1枚にかける時間は20分までと決めて、何枚も描くようにしています。

同じヘルメスという石膏像を描いているのに、かたやデッサンで数十時間かけて、かたやクロッキーは20分程度。この差がなんとも面白いのです。
もちろん、20分でも形を観察して、正しく描かなくてはならないわけですが、当然たくさんの線を描いてる時間はないし、細かな部分を気にしてる時間もありません。
そうなると必然的に、本当に大事な部分、特に印象に残る部分から優先して描くことになり、これがなんとも物を観察する練習になるのでした。

そういえば、以前にもクロッキーばかりしていた時期がありました。それを終えたらデッサンも上達していたのです。
ということでしばらくはクロッキーを続けるつもりです。同じ物を描くにしても緩急をつけると飽きないな。

ウチヤマケンイチ