令和5年4月19日に考えたこと
ケースの中の別の世界を覗いてみる
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
生き物を飼う楽しさのひとつに、別の場所、別世界を切り取って自分の近くに置いておけるというのがあります。
熱帯魚とか金魚なんかであれば、本来はずっと遠くの海とか川とか、自分の生活とはぜんぜん違うところにある世界を自分の部屋で見ることができる。
子どもの頃の楽しみの1つに、夜、布団の中に寝そべって、生き物を観察するというのがありました。
自分の部屋の布団の中と、海や川や森が同居している感じがなんとも不思議で、ずっと飼育ケースの中の世界を覗いていました。
他にも、自分がその生き物の環境にいるような気分になれるというのがあります。
いま僕はおたまじゃくしを飼っていますが、小さなおたまじゃくしは水槽の中をスイスイと泳ぎ回っています。
これを見ていると、自分が広い場所で泳いでいるような、そんな気分になるんです。
そんなふうに別世界を見たり感じたりすることができるのが、面白いのです。
一方で、生き物には興味がないという人って多いんですよね。ただそういう人たちも、旅行に行ったり、運動をしたり、美味しいものを食べにいったりと、そういうのは好きだったりする。
ちなみに僕は、逆にそれらのことにはあまり興味がなくて、もしかすると同じような欲求が僕は生き物を飼うことに繋がっているのかもしれません。
それぞれの興味の違いっても面白い。けれど、根本的なところには共通点がある気もします。
ウチヤマケンイチ