令和5年7月4日に考えたこと

個人的なハングリーさも大切にする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

とある企業でエンジニア向けにデザインの講座をすることになり、いま準備をしているところです。
実は以前にもその企業で同じくエンジニアに向けたデザイン講座をやったことがあるのですが、もう9年も前のことなんです。

できれば同じ資料を使って手早く実施したいという話で、いまその資料を見返しているのですが、9年前に自分が作ったテキストを見ていると色々と気づくことがあります。

9年前は30代前半。内容的にまだまだ甘い部分もあれば、当時からこんなこと言ってたのかと我ながら感心する部分もあります。
そして、全体的に若めのテンションで、エネルギーがすごい。今よりも頑張っているところが実に多くて、荒削りながらこだわりや工夫がたくさん見られました。

どうも最近は経験を重ねたせいか、そして年次が上がって立場まで上がってしまったせいか、良くない意味で余裕が出ていたなと思うのです。
ちょっとでも良い講座にしたいという、必死さ。そこには周りに認められたいとか、独立するために実績がほしいとか、そういう個人的なハングリーさがあったわけですが、そういうエネルギーというのは必要だなと改めて思いました。

もちろん今も良い講座にしたいという強い気持ちはありましが、それは下手なことはできないという守りの姿勢。
当時が必死ならば、いまは手堅くしっかりと、という感じ。

もう少し、昔に戻らないとだな。

ウチヤマケンイチ