令和6年7月7日に考えたこと
正解はほとんどの場合ひとつじゃない
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
そろそろプロ棋士の対局を観なくちゃと思っていたところ、今日タイトル戦が行われていたので中継を観てみました。
まずは解説をメインに他のことをしながら視聴したのですが、それでも初めてのリアルタイム観戦は終局後にまとめられた解説動画とはまた随分と違った印象でした。
おもしろかったのが解説しているプロ棋士、対局者、そしてAIの評価と読みが結構違うということ。それくらいに将棋というのは難しく、様々な可能性があるということだと思うのですが、AIが無かった頃であれば目にみえる正解も基準が分からないわけで、初心者は解説者の言葉を信じるしか無かったと思うのです。
それがAIの登場で、解説者も、対局者も必ずしも正解じゃないことが分かる。AI自体もまだまだ正解を出しているとは限らないそうで、つまりは「正解」の可能性は色々とあることが分かるのです。
仕事においては、どうしても上司とか先輩、そして顧客のような声の大きな人だったり、言葉が上手い人や立ち回りが上手い人の意見が正解になりがちです。もしここに将棋の解説のようにAIが導入されれば、これまで正解とされていたことは覆され、これまではたち消えていた意見が最善であることも多々あると思うのですよね。
僕自身も「自分なりの正解」を通してしまうことがあるわけですが、絶対的な正解が分からない中ではどうするのが良いんだろう。
ウチヤマケンイチ