僕が社会人になる時に大切にしたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今日は「僕が社会人になる時に大切にしたこと」のお話。

本日、学生時代に受講生として参加していた勉強会にOBとして顔を出してきました。
講義はOB、OGを中心とした社会人が行なっていて、運営は学生さんが行なっている有志による勉強会です。
会場も大学の講義棟で行われ、本日の会場は立教大学でした。ロングバケーションという90年代の名ドラマのロケ地になった場所。
学生時代に池袋にはしょっちゅう来たのですが、初めてきました。すごく綺麗なキャンパスですね。

参加者には就職活動生ではない大学1、2年も多く、勉強熱心な学生さんに感心しました。
僕の1、2年生の頃とは全然違ってその頃の僕といえば千葉県の片田舎で酒ばっかり飲んでいて、将来のことなんて漠然としか考えていなかった。

こうやって早い段階で自分の将来について考える場に居られるというのは幸せなことですね。
もちろんその場にはみんな自らの意思で来ているわけです。

僕の夢は子供の頃から今までに漫画家、現代アーティスト、プロダクトデザイナー、インテリアデザイナー、クリエイティブディレクターと変わって来ました。
でも、ずっと変わらないのはモノづくりをやりたいという気持ち。
就職活動の時はそれがなんで7なのか後付けで色々説明していたのですが、理屈じゃないんですよね。やりたいからやる。

酒ばっかり飲んでいた僕にも学生の延長戦だった大学院の卒業が見えてきて、就職を意識しなくてはならなかった頃。
その頃の僕には、広告という表現方法がすごくカッコよく映っていました。

僕はずっと芸術家しての自己表現ではなく、マーケットや制約に裏付けらてたモノづくりがやりたかったんです。
必要性があって、機能性がある。役に立つモノづくりがいいなぁと思っていました。
広告は、市場やユーザーや色々なことを考慮してカスタマーの気持ちを動かすもの。
そして、世の中的なインパクトも大きいというのも学生の僕からすると、とても華やかで魅力的な世界でした。

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僕は学生の頃からニッカオフィスの活動を開始しています。
この頃から漠然といつかは自分のブランドでやって行きたいという想いがありました。
ただいきなり独立できるほど僕にはスキルがなかったので、まずは準備期間としてサラリーマンになることに決めたのです。
入社を決める際にはポイントがいくつか。

1)モノづくりができること。
2)自分と違ったタイプのすごい人がたくさんいること。
3)起業に向けた資金を得るため給料が多めなこと。
4)起業に向けたギラギラした人がたくさんいること。
5)若いうちから裁量が大きくて苦労できること。
6)スーツを着なくていいこと。
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できることなら本当は働かずにずっと学生でぐーたらしていたかったんです。
だから本当にやりたいができる納得した会社じゃないときっと苦しい日々が待ってるだろうなと。必死でした。

そのすべてを叶えてくれたのが株式会社リクルートでのメディアプロデューサーというお仕事。
他に、電通、博報堂、ADK、凸版印刷、テレビ朝日を検討しました。どこも素晴らしい企業だったなぁ。

ニッカオフィスの仕事でもリクルートの仕事でも、今でもその頃の想いは変わっていません。
ずっと「マーケットや制約に裏付けらてた、必要とされるモノづくり」を大事にしています。
学生のみなさんも自分の今後の人生、しっかり考えて自分の道を切り開いて欲しいなぁ。

さて、この後はOB、OB、受講生を交えた懇親会です。
よーし、上からも下からもエネルギーをもらおう。

それではみんなと交流してきます。みなさんも良い週末を。

ウチヤマケンイチ