まず身近なところで考えてみる。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今朝、近所を歩いていたらとある家の前にこんな張り紙が。

「ご自由にどうぞ」

張り紙の横には、おそらく持ち主が使わなくなったであろう湯のみや食器がいくつか置かれていました。
これ、いまもたまに見かける風景です。

インターネットが誕生し、物流も発達して、今では場所に関係なく物が行き来するようになりました。
僕もネットオークションを使うようになってからしばらく経ちます。ネットショッピングも毎週のようにしています。
そんなふうに日本中の見知らぬ誰かと物を売買することは、当たり前になりました。

そんな生活に慣れていたからこそ、今日の「ご自由にどうぞ」がとても新鮮だったんです。

不要なものを箱に入れて、家の前に置いて、張り紙をつける。
そして、もし近所にそれを必要としている人がいるならば、それを持って帰って使う。
なんだかこのシンプルさ、自然さに、ハッとさせられました。

物を遠くへ運ぶにはエネルギーが必要です。
すぐ近くにほしい人がいるなら、その人に譲る。
それって物の流れとしては、すごく自然な感じがするのです。

物だけじゃなくて、人も一緒。遠くに移動するのにはエネルギーが必要です。
例えば通勤電車は、それはもう運ばれる人たちも、皆を運ぶ電車も、莫大なエネルギーを使ってます。

気付けばテクノロジーや便利さに翻弄されて暮らしが複雑になってます。
自分の動ける範囲で無理せずに暮らす。

もっともっと、分かりやすく自然に暮らしていけたらいいなぁ。

さて、今日から7月です。7月はもう夏って感じ。
うちの商店街はお祭りもよくあるし、今度近所の人たちと物々交換会でもやってみようかしら。

ウチヤマケンイチ
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