僕の布団はどこにある。
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
そろそろ朝起きると肌寒い季節。
さすがに短パンTシャツにタオルケットで寝てたら、寒くて明け方に目が冷めてしまいます。
今朝の横浜は特に寒かった。
そろそろ、クリーニング屋さんに保管している羽毛布団を取り寄せようかなと。
僕は毎年、羽毛布団の保管サービスを利用してるんです。
クリーニングをしたあとに、また肌寒くなるまで保管しておいてくれるサービス。
便利ですよ。自分で保管するのは状態が心配だし、あと部屋も狭くならないし。
メールの履歴を調べてみたら、去年は10月10日に羽毛布団を返却してもらってたみたい。
今年は涼しくなるのが随分と早いんだなぁ。
ということで、返却時期を早めてもらうためにそのお店のホームページを確認をしてみたんです。
そうしたら、驚いた。
そのお店、どうやら先日の鬼怒川が氾濫した件で被害にあってしまったみたい。
だから現在は商品の出荷が出来ないようなのです。
羽毛布団が受け取れないのは困りましたが、それよりも被害を受けてしまって大丈夫かなと。
そういえば自分が預けている布団をどこで保管してもらっているかなんて、気にしたこともなかった。
そんなこと、ネットサービスを使ってるとよく起こる。
自分か買った物がどこからきたかとか。
自分がやり取りしている相手がどこにいるかとか。
そういうことを意識しなくなっちゃう。
お金とか情報だけ、それを頭の中でやりとりしてる。
それを意識せずにサービスを受けられることは、素晴らしいことでもある。
時と場所を選らずに繋がることが出来るから、インターネットっていうのは素晴らしい。
ただ同時に、自分がお世話になってる範囲まで意識しなくなっちゃう
まさか鬼怒川沿いのとある場所に、自分の布団をいつも置いておいてもらっていたなんてね。
ずっと場所を借りていたんだから、感謝しなくちゃ。
通販で物を買うときもそう。
すべての商品はいきなり出現したんじゃなくて、「どこか」でつくられていて、「どこか」から自分のところまでやってきてる。
そういえば今、パソコンも修理に出しているんですが、その修理はどこで誰がしてるんだろうな。
ネットだけじゃないな。
例えば、定食屋さんで食事をするとき。
目の前にある焼き魚が、どこの国で、誰が獲ったかなんてわからない。
それどころか、なんていう魚であるかもわからずに食べてることがある。
ふと、魚に申し訳なくなる時があるんですよね。
便利になりすぎると、暮らしそのものがバーチャルになってしまう気がします。
なんだろう。
目の前で種から育った、自分で掘ったイモが食べたいのです。
やっぱりもっとアナログなことを、生活に取り入れることにしよう。
便利すぎると生活が味気ないっす。
ウチヤマ ケンイチ
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