僕が思う、良いデザイナーに必要な条件。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、2017年新卒の採用活動が解禁になったみたい。

自分が働く場所を探すことと、自分の会社で働く仲間を探すこと。
それを第三者がストップをかけてるというのはなんともおかしな話ですが、就活生のみなさん頑張ってください。

そういえばここ数年、デザイナーの採用が変わってきました。
僕が新卒でリクルートという会社に入った2007年、当時はまだ専門職の採用はしていなかったんです。
総合職採用の僕は、もしかしたら営業や人事、はたまた法務や経理を担当していたかもしれない。

でも僕はメディアプロデューサーへの配属を希望しました。
周りは営業志望が多く、ライバルは少ない。ほぼ未経験にもかかわらず今でいうUXデザイナー職に配属されたんです。
きっと当時は、多くの会社がそんな感じだっんじゃないかなと。

それが今じゃ、ウェブやアプリは多くの企業でビジネスの主役になりました。
だからそれを生み出す人材の採用条件もすごく厳しくなって、いきなり専門性を求められたりする。
プログラム経験とか、サービス立ち上げ経験とか。これは大変だなと。

僕が思う、良いデザイナーに必要な条件。
それはデザインの経験よりも、問題を特定したり解決する能力だと思っています。
デザイナーの定義自体が変わってきてる。

「デザインの経験がないんですがデザイン職に就けますか?」
これ、よく学生さんに質問されること。

そしてそれは全く問題ない。本心です。

キャリアというのは、「これまで」の自分と「これから」の自分がつくるもの。
そして「これから」の影響の方がずっと大きい。

具体的な経験だけじゃなく、これまでの自分を抽象化してマッチするならば挑んでみる。
それはデザイナーに限らず、どんな職業でも言えるんじゃないかなと。

就活生のみなさん、来年から一緒に楽しい社会人を始めましょう。
そして、デザイナーって職業もなかなかいいですよ。

ウチヤマ ケンイチ