運命の出会い。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

自分で自分の人生を選べるのは、たぶん早くても15歳くらいから。
誰も自分が生まれる場所は選べないし、幼稚園、そして小学校を選ぶことだってむつかしい。

義務教育を終える中学卒業のあたりから自分の意思というのが影響してきて、でも、その時だってそれまでに与えられた環境の影響を強く受けるから、まだまだ自身の意志だけで道を選んだとは言い切れない。
本当の意味で自分の人生を選び始められるのは、きっとようやく社会に出た頃からなんだろうな。

先日、地元の友だち同士の結婚式がありました。
新郎も新婦も、昔から知る友だち。どちらも小学校や中学校の時の同級生で、もう知り合ってから30年近くが経つ仲間たちです。
そして、新郎と新婦の2人が出会ったのは幼稚園のときだそう。

運命の出会い。
自分では選べない、誰かから与えてもらった環境で出会った仲間ですからね。
それはなんだか特別で、それこそ、そういうのを運命と呼ぶんだと思うんです。

そして、自分の意思とは関係のないところで出会いながら、今は自分の意思によって関係を続けている。
一緒に列席した仲間は出会って30年近く経つのに、関係が消えていない。それは自分の意思と選択によるもの。

高校や大学に進んだ頃には、一時期離れた時期もありました。
でも、また自然と集まってきたんですよね。

僕はその2人が再会をして、付き合うようになって、そして夫婦になるまで。
それをちょうど近くで見ていました。その時期に一緒にいられたことは、なんだか僕の人生まで彩ってくれた。ありがとう。

これからの50年の人生を共に過ごす仲間を誰にするかも、もう運命ではなくて自分たちの意思や選択が決めていること。

今年は、幼なじみや親友の結婚が続く1年なんです。
小さかったみんなが、自らの意思と選択で自分の人生を決めていること。
それが、なんだかずいぶんと大人に見えるのでした。

ウチヤマ ケンイチ