僕の軸足は30年間、たぶん一度も変わっていない気がします。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

そういえば、もうすぐ35歳になります。

人生でもっとも古い記憶は、幼稚園に入る前の記憶。
実家の2階に座ってベランダ越しに外の風景を眺めている記憶で、たぶんそれが5歳くらいの時です。

それ以降は、途切れ途切れながらも記憶は残ってる。
だから、過去の記憶と照らし合わせながら行動してるのは、かれこれ30年くらいです。

いろんなことを考え、行動し、記憶する。
そしてまた、今の自分を過去の自分と比較する。そんなサイクルを30年くらい続けてる。

過去の自分と比較すると、きちんと前に進んでいたはずが実は同じ場所をぐるぐると回ってるだけかもと思うことがある。
そして急に恐ろしくなる。

考えて、実行して、を繰り返して来たはずなのに。
根本的な部分というか、とても大事な部分ほど、30年前から変わっていないなって。
そもそもそういう部分というのは、変えられるものなのか。そして変える必要があるものなのか。

なんだろう。本当にベースの部分というのは、実はあまり変えられない気もしてるんです。
変化とか成長と呼ばれているのは、あくまでも変えられないものを軸足にしてにピボットし、向きを変え、そして歩幅を大きくしていくことなのかなと。

だから、まだ片方の軸足はずっと同じ場所にあることに気付いて、落胆したり。
逆に自分自身の、まさに変わらない”軸”を再認識してみたり。

たまに、ずっと置いてた軸足とは反対の足が軸になることもあります。
バスケではトラベリングになってしまうけれど、たまにそんな自分の考え方を本当に変えてくる偶然もある。
でも多くの変化は、自分の意思で選んでいくもの。
自分の意思で決めたことは、どんなに大きな変化でも後から見れば、「想定の範囲」に思えるのかもしれない。

僕の軸足は30年間、たぶん一度も変わっていない気がします。
それが良いかどうかはおいといて、たぶんそうなのでした。

ウチヤマ ケンイチ