その時にはもう、僕ももうおじいさんです。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日から自宅の隣で建物の取り壊しが始まりました。
新しいお家を建てるそうです。

その取り壊してる場所、なんと僕のベッドから窓越しにほんの数メートルのところなんです。
朝が弱い僕としてはこれはなかなかツラい。でもこれもお互い様だなって。
せっかくの機会なので、ずっとできなかった朝方生活への切り替えをしようと思ってます。

近隣との関係。日本の住宅地は密集してるから、とても大切。
うちなんかは商店街なので、そこに仕事の関係も加わってくる。

そういえば以前、僕が借りていた駐車場。
その駐車場に隣接するお家の外壁が、黒と黄色の縞模様に塗られていたんです。
黒と黄色といえば警告の色。聞いたら、やっぱり駐車場にするときに揉めたんだそうです。

自分の敷地でなにをするか自由。でもそれがご近所にも影響するのが日本の町のつくられかた。
それこそアパートで暮らしていた頃は隣の部屋の生活音が聞こえたし、人が集まってそれぞれに暮らしていれば、その境界線には関係が生まれる。

だから、過剰にを気にしない軽やかさは必要だし、時には自ら避ける工夫も大切だと思ってます。
むつかしいこともあるけれど、おおらかに暮らしたいなぁ。

その場所での取り壊しなんて、数十年に1度のこと。結構貴重な体験です。
うちの建物が取り壊わされるのは、きっと30年後くらいかな。
その時にはもう、僕ももうおじいさんです。

ウチヤマ ケンイチ