卵の殻を割って出てくる鳥のロボット。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日、姪っ子が遊んでたおもちゃに驚きました。

鳥のロボットのはずなのに、箱を開けると中にはまず大きな卵が入っているんです。
そして卵の中からは声が聞こえ、その卵をさすったり、温めろと書いてある。
しばらくすると中から殻を突く音がして、それが何度も続くうちにくちばしで殻は破られ、中から鳥のロボットが出てくるんです。

産まれてきたロボットは言葉やダンスを覚えるらしくそれもすごい。でもなにより、この卵から産まれてくるというギミックがおもしろかった。
おもちゃにしてはめずらしく本当に「殻を突き破って出てくる」んです。だから卵から産まれてくるのは1度しか楽しめない。
ただそれが妙に本物の生き物のように感じさせ、このロボットに価値を与えてるなって。

踊ったりしゃべったりするロボットはこれまでにも見たことがある。
ただこの不可逆で妙に本物っぽい孵化という体験が、おもちゃに新しい価値を加えたなと思ったのです。

こないだの宅配業者さんの話もそうなのですが、昔からあるものでもその見せ方次第で価値は変わるなと。
なんでも新しいものばかり発明しようとするのではなく、丁寧な組みわせを探すことも大切なんだって、最近そう感じるのでした。

ちなみにこの鳥のロボットは姪の誕生日プレゼント。リリィも今日で5歳です。
すくすくと元気に育ってくれて、おじさんはほんとうにうれしいんですよ。

ウチヤマ ケンイチ