ただ暮らすということにも慣れというのはあるみたい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

ただ暮らすということにも慣れというのはあるみたい。

サラリーマン生活が終わって、毎日のリズムが変わる。起きる時間も、やらなければならないことも、食事をとる時間も。
そうやって全部のルールが変わると、新しい流れの中から自分自身でリズムを見つけなきゃならない。
特に新しいことを始めたわけじゃないのに、リズムを見つけるだけでも、それはなかなかむつかしい。

1日ずっと自宅や自分の仕事場にいることは、これまでだって毎週末にあったこと。別に珍しいことじゃない。
だけれどただそれが毎日となるとちょっと違くて、やっぱり人というのは些細なことも含めてリズムというか繰り返しの中に生きる生き物なんだなと思うんです。

1日で見れば日中に仕事して、夜には休息する。1週間では5日オンで、2日はオフ。1年間では毎年夏と冬に長めの休みがやってくる。
そうやって自分で意識をすることなく、自動的につくられたリズムの中に多くの人は働いてる。

小さな範囲で見れば、早く帰りたいとか今日は休みたいとか、そんな自分のリズムとはズレることもあるけれど、離れて眺めればそんな一定のリズムの中にいることは結構快適なことなのかも。

制約が少ない中で、多くの自由の中で、リズムを見つけ出すのは意外とむつかしい。
せめて太陽が1日というリズムを刻んでくれるのは、それはありがたいことなのかもしれないね。

ウチヤマ ケンイチ