平成29年12月9日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

通信講座のペン習字ですが、今月も無事課題の提出が終わりました。

毎日練習をしていてもなかなか上達せず、綺麗な字を書くのは難しいと改めて思うのですが、始めた頃の字を見てみると昔の方が明らかに下手くそで、少しずつですが前進してるようです。

そういえば、お手本を見ていて「この人、上手だな」と思うのは、たいてい自分よりも少しだけ級が上の人の作品。
ずっと上のクラスになってしまうと、うまさがわからないどころか下手に見えてしまうことすらあるんです。

たぶんこれは、絵画とか、ファッショなんかでも同じことが言える。
価値をきちんと理解するには評価する側にも見る目が必要になるんですよね。

先日見たM-1グランプリの話。
僕が面白いと思ったネタはどれも評価が低くて、逆にあまり面白いと思わなかったネタの方が評価が高かったんです。でもこれは毎年のこと。

ラジオでM-1の審査について芸人さんが話している番組もいくつか聞いたのですが、もはやその基準は僕には理解できず、結果として面白ければいいと思っている視聴者としての僕には、なんだか違和感を覚えたのでした。
プロが見ればわかる。それって、本当に面白いネタなのかなぁ。

デザインにおいては専門家の意見より、使う人の評価が全てだと思っています。
その裏に理論や理屈は必要かもしれませんが、価値自体は普通の人が決めるものだと思うのです。

ウチヤマ ケンイチ